溶接教材 · 図の条件
図を動かす前に、条件を知る。
溶接教材の操作教材が扱う条件と、扱わない判断をまとめています。
継手の配置
板同士の接合前の配置を比較します。継手の配置と溶接金属の形状は別の情報で、配置図だけでは実際の溶込みや強度は分かりません。
すみ肉ののど厚
等脚・平面・直角の理想断面です。脚長aに対する理想のど厚はa/√2です。溶込み、凸部、凹形、不等脚は含まず、実際の有効のど厚や継手強度は判定しません。
理想断面の面積
理想すみ肉断面と、指定した長方形断面の幾何学的な面積を比較します。面積の比較を実継手の強度比較や施工条件の推奨へ広げません。
対称V開先
ルートフェイス0の幾何模型です。深さd、全角θ、ルート間隔gによる開口幅をg+2d×tan(θ/2)で比べます。板厚の選定、溶込み、収縮、実作業の推奨開先条件は含みません。
不完全さの模式図
気孔、介在、未融合、割れ、止端の溝などの概念を比べます。寸法や許容基準を持たない図であり、図の名前だけで実物の原因や合否を決めません。
収縮と角変形
縦・横の収縮は平面図、角変形は断面図です。スライダーは形の違いを見比べる表示で、実施工条件から量・角度・方向を予測する機能ではありません。
位置と材料を読む
不完全さの位置と材料の条件を比較します。実検査の検出性は寸法、向き、接近条件、手順などにも依存するため、この教材だけで検査方法や合否を決めません。